【2019年 12月定例会と忘年会】

2019年12月18日㈬、芝浦にて今年最後の定例練習会があり、その後忘年会が開催されました。

2019年後半の定例会では、坂井美恵代表の指導により「太極拳基本功・13式太極拳・楊家秘伝太極拳」の習得に取り組みました。

今年度からは、日本圓華會加盟団体に所属している方は自由に参加できるようになり、会場も広々とした芝浦サービスセンターにて開催しています。来年も引き続き月末の水曜日に行いますので、是非ご参加下さい(後日、2020年の定例会スケジュールをお知らせします)

練習後は、恒例の忘年会。今年はお洒落なフレンチレストランで、美味しいお食事とちょっぴりのお酒を楽しみました。

参加者からは、来年の抱負も発表され楽しい時間を過ごすことが出来ました。

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【2019年第8回国際級教練講習会】

11月8日㈮~10日㈰の3日間、台北市にて第8回国際級教練講習会が開催されました。日本圓華會からは石井文さん(国際級教練資格は取得済の再受講)、本田博昭さん、角田孝さん、飯室秀昭さんが参加され、3名の受講者は「中華民国国際級教練」の資格を取得されました。おめでとうございます。

本田博昭さんが、参加しての感想を寄せて下さいました。

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国際級教練講習会に参加して ~本田博昭~

 

2019年11月8日~10日に台北で行われた「国際級教練講習会」に参加しました。参加者は100名余、日本からは30名弱でした。あとはギリシャ、オーストラリア、インドネシアからで、Ⅽ級教練講習会と比べまして、日本以外の外国人は少なかった印象です。

 

講習会は午前8時より午後5時まで、昼休み1時間をはさんで午前4時間、午後4時間の1日8時間の講座が3日間連続して行われました。      

各セッション2時間単位のコマで行われ、初日の理事長の挨拶と最終日の試験・修了式を除いた10コマが各講師の講義でした。

これだけ詰め込まれますと、後で思い出すのも苦労で、石井文さんにお願いして講義中にメモしたノートをお借りして、思い出しながら本稿を書いております。

陳清宮理事長より国際級教練としての心得などのお話がありました。

全体の講義から私の受けた印象は、

1、各流派の先生は、教練の方々に自分の持っている技術を惜しみなく教え、練習の仕方、生徒に対する接し方、さらには教える側の自己研鑽や精神の持ち方まで非常に熱心に話されていたことが印象的でした。つまり太極拳の普及に各先生が情熱をもっておられ、実行されていることを感じました。

 

2、今更ですが、太極拳は武術であることを実感しました。各講師が実際の動きで武術の攻守を細かに解説され、ある流派では忠実に武術に従い、ある流派では型のきれいさのため動きを変えることがあっても、武術の攻め・守りの基本が太極拳の各套路に表現されていることがよくわかりました。

 

3、太極拳の目的は心身ともに健康な体を創ることであると改めて認識させられました。各套路の姿勢・動き・呼吸・気の入れ方等、動作での健康法と集中力や、虚実・柔剛・静動・意気神といった考え方(私はこれらは禅の考え方に、ある意味共通すると思えました)は、各先生方が違った表現で話されておりました。

その究極が37式の講義をされた、徐憶中先生でした。

先生は創始者で、詩・書・画・医・武に秀でていた鄭曼青先生を深く敬愛されていることは話の中で窺い知ることができました。

先生は現在95歳。部屋に入ってこられると理事長が出迎え、皆が拍手をもって敬意を表すという、他の先生には見られない歓迎ぶりでした。

套路の実演や解説は弟子がやりましたが、太極拳が健康に有益であることを、歩き方、立ち方、座り方、寝方の実技を入れながら説明され、実際の姿形がまさにその通りであり、実践の究極の姿を見る思いでした。95歳という年齢からくる迫力は圧倒的なもので、私の最も印象的な講義でした。

徐憶中老師

4、個々の動作の詳細はよく覚えておりませんが、丹田を中心にした動きと、手足は腰の動きについて動く、つまり手足だけで動くものではないということ、いつも坂井先生に言われていることを再認識しました。

丹田については詹明樹先生が42式太極拳と太極剣の講習で、丹田で円を描きながら動作を実演してくれたのが分かりやすく印象的でした。私ども2人で向き合い、お互いの丹田に手を当てて円を描く練習をしました。

腰と手足の動きについては、体幹が動いて手足が付いてくる実演は各先生が実演してくれ、滑らかに手足が腰についてうごくさまは見事なものでした。

詹明樹老師

詹徳勝先生の13式太極拳では、気功を取り入れた解説、実演が印象的でした。先生の道場は3年目の今年、やっと黒字になったそうです。

詹徳勝老師

64式太極拳を解説された蔡秀花先生の迫力のある演技と解説にも、改めて強く印象に残りました。Ⅽ級講習会のときも同じ印象でしたが、今回はもっと若返ってみえたのは、国際級講習会のため、先生の気合が違っていたためかもしれません。素晴らしかったです。

初日の講習が終わっあと、来年の世界大会に関するミーティングがあり参加しました。ワシントンの太極拳支部の方も参加され、来年10月24日、25日の世界大会をどう盛り上げるのか議論になりました。

米国支部の方やギリシャの方から活発な提案、ITを駆使して積極的にPRすべき等ありましたが、執行部がご年配のせいかあまり活発な議論にはならず、日程の確認だけで終わりました。

執行部にはもっと若いメンバーをいれ、権限を委譲していかないと今後の世界大会の運営に盛り上がりが欠けるのではと危惧しました。

杞憂でなければいいのですが。

 

太極拳に対しあまり理解の深くない私のレポートですので、技術内容が乏しく、勘違いや使用語に間違いがあるとおもいますが、ご容赦下さい。

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【2020年日本圓華會交流会について】

来年、2020年は2年ごとに開催している「日本圓華會会員交流大会」開催の年となりますが、東京オリンピックのため、会場の確保が難しくなりました。オリンピック開催時期だけでなく、準備からパラリンピック、撤収作業のため、どこの施設も10月末まで使用できない状況です。

そのため、例年6月に開催していましたが、11月開催予定しています。詳細が決まりましたら、随時ご連絡いたします。

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【2019年第8回総統盃全国太極拳錦標賽】

1600人以上による、37式太極拳の開会表演

 

2019年9月28日、29日の2日間、台湾高雄にあるアリーナ(巨蛋)にて、第8回総統盃全国太極拳錦標賽が開催され、日本圓華會教練の本間正昭先生が出場、優秀な成績を修められました。おめでとうございます。

13式太極拳(男子南山組)では、1位と同点数ながらも2位となり、残念でしたが、堂々の銀メダルを獲得されました。

其他楊氏太極拳部門では、楊家秘伝太極拳で出場し4位入賞を果たしました。

日本圓華會は、中華民国太極拳総會の所属団体でもあり、台湾で開催される大会の出場も可能です。会員の皆様も、是非チャレンジしてみて下さい。

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【日本圓華會Tシャツができました

ご要望のあった「日本圓華會Tシャツ」が完成しました!

デザインは従来のものと同じですが、素材は皆様お馴染みの、前面胸元に太極拳マーク、背面に下勢のポーズをしているTシャツと同じものです。軽くて着やすく速乾性もあり、皆様からも大変好評です。サイズもこちらのTシャツと同じです。

日本圓華會交流大会や、国内講習会、他団体の講習会、台湾での大会や講習会では、チームTシャツは他団体や講師からの目印にもなり、大切なものです。

所属団体の先生経由で販売しておりますので、是非、この機会にお求めいただければと思います。

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【2019年第4回日本圓華會国内試験】

2019年7月8日(月)、芝浦サービスセンターにて「第4回日本圓華會国内試験」が実施されました。

今回は、日本圓華會の指導教練にあたる「準教練資格」に8名、準教練資格を取得するための試験に1名の方が合格されました。

国内試験に向けて各先生の指導を受け、日々努力されたことと思います。

「準教練資格」を取得された方は、各団体での先生のサポートをして頂いたり、中華民国太極拳総会の「国際級教練講習会」を受講して、「国際級教練資格」を取得するチャンスが得られました。

また、準教練資格を取得するための国内試験に合格された方は、2年後の国内試験において準教練資格にチャレンジしていただいたり、中華民国太極拳総会主催の「Ⅽ級教練講習会」を受講して「Ⅽ級教練資格」を取得するチャンスが得られました。

今回合格された方々は、是非、新たなステージにチャレンジして、太極拳の学びを深めて頂きたいと思います。

<日本圓華會教練資格について>

日本圓華會教練には、以下の3つがあります。

「準教練」「C級教練」になると、日本圓華會の講習会や定例勉強会など、一般の方より安く参加することが出来ます。

 

①準教練(個人会員)日本圓華會発行。2回の国内試験合格後に取得できます。

②C級教練(個人会員)中華民国太極拳総会発行。1回目試験合格後、台湾のC級教練講習会を受講し合格したら取得できます。

 

準教練とC級教練は、資格発行元が違います。所属教室での先生の指導補佐としての活躍、また将来指導者を考えている方のステップとしても、是非取得して頂きたい資格です。

日本圓華會では、資格取得を目的にしているのではなく、それに至る太極拳への学習が大切であると考えています。日頃の練習が正しく出来ているのかの確認、今までやってきた太極拳の成果を形に残したい、また、指導をする際にはどのような視点が大切なのかを資格取得の練習を通じて学んで頂ければと思います。

 

③国際級教練(個人会員)中華民国太極拳総会発行。

準教練、C級教練資格取得者のうち、希望がある方は2年ごとに実施される中華民国太極拳総会主催「国際級教練講習会」に参加することができ、合格することにより取得できる資格です。台湾で開催される講習会では、一流の講師による講習、実技試験、筆記試験などがあります。「国際級教練」の資格を取得すると「国際級裁判講習会」(太極拳の国際大会の審判をすることが出来る資格)の参加資格も得ることができ、太極拳への理解をより深めていくことが出来ます。

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【2019年度第8回国際級教練講習会のお知らせ】

2019年11月8日㈮~10日㈰の3日間、第8回国際級教練講習会が開催されます。

「国際級教練講習会」は2年に一度開催され、日本圓華會では、既にたくさんの方が取得し、指導者として活躍しています。また、一流の講師陣による実技を交えた講習会は、太極拳の理解をさらに深めてくれますので、自身のスキルアップになります。既に取得済の方も、繰り返し受講することにより、より深く学ぶことが出来ます。講習は中国語ですが、日本語の通訳があり、理解に困ることはありません。

日本圓華會では、日本圓華會国内試験を2回合格、「準教練」の資格を取得したのち、更にもう1回の国内試験合格を経て、国際級教練講習会受講資格が与えられます。

お申し込みは所属の団体の先生を通じて、坂井代表までご連絡下さい。

締め切りは、9月15日(日)です。

詳細および申込用紙はこちらをクリックしてください。

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【王兆羽老師講習会】

2019年5月12日㈰、BumB(ぶんぶ)東京スポーツ館にて「太極拳における養生推手(鬆)セミナー」が開催されました。

台湾からの教練団は14名。日本からは50名の参加者のうち、日本圓華會からは15名の参加がありました。

セミナーの講師である呉栄輝老師がやむを得ない事情で来日できず、副団長として指導を行う予定であった王兆羽老師による講習会となりましたが、王老師は、推手の大会で20回以上の優勝経験を持つ実力のある指導者で、今回の講習でも明るくはっきりとした簡潔な話し方と指導で、楽しく有意義な講習会となりました。

 午前中は、女性教練による準備運動、易簡太極拳の部分套路の練習を通じて「虚実分清(10対0の重心)」「動手不是太極拳(手からではなく、腰から動かさなくては良い太極拳にはならない)」を学び、午後からは王老師による推手の実演、説明、練習が行われました。

各練習は、約10名ずつのグループに分かれて鬆柔太極拳の教練2~3人がついて丁寧に行われ、模範演技→練習→問題点の指摘→練習が交互に行われ、大変学びやすい講習会でした。推手の初級では、10対0の後座歩で支えられるギリギリまで相手に押させて、胯を緩めて捋採で崩すなどを学びました。

印象に残っている指導としては、「頂頭懸」「沈肩垂肘」「含胸拔背」。そして「鬆」を繰り返しおっしゃっていました。

また、易簡太極拳では、角度に気を付け手首に皺の出ない美人手、手だけが動くことのない不動手、手を空間に残す原空位、手が身体の動きに付随する原体位も習い、套路の中でも実践練習をしました。

新しいことを学んだようでいて、知識としては知っていたこと。

しかし、それを実践の推手や太極拳で行えるようにするためには、更に練習が必要であると実感した講習会となりました。皆様も機会がありましたら、台湾老師の講習会を是非受講して下さい。

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【2019年13式気功太極拳上級者クラス講習会を受講して】

2019年4月に開催された講習会に参加された、坂井美恵代表が感想を寄せて下さいました。

毎年一回行われる「13式気功太極拳研究會」主催の上級者クラス講習会。今年は4月20日、21日に、台北の詹徳勝老師の道場で開催されました。今回、日本圓華會からは、私、坂井美恵をはじめ、秋山節子さん、梅澤富士子さん、瀧澤明美さん、野村義隆さんの5人が参加しました。

 

「初心者には初心者向けの基本功、中級者には中級者向けの基本功、上級者には上級者向けの基本功がある」と詹徳勝老師は言っています。確かに今の段階だからこそ、取り組める基本功があると体感し、実感できます。

足の裏から伸びる「根」をより深く、大きく育てる方法やその大切さを痛感しています。学び終わる事のない太極拳です。

 

中華民國太極拳総會が主催する「国際級教練講習会」は、それぞれの流派のトップクラスの老師による貴重な講義が聞けて、有意義なものです。でも13式太極拳を学んでいく1人として、「13式太極拳気功研究」の講習会の方が、より実用的で中身の濃い内容で、価値があるように感じます。

毎年開催されます。今度、興味のある方は是非ご一緒しましょう。

(日本圓華會代表 坂井美恵)

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【首都圏太極交流大会に参加して】

太極拳の愛好者が日頃の練習の成果を発表するとともに、お互いの交流の輪を広げる目的として、2019年5月5日(日)、さいたま市大宮武道場にて「首都圏太極拳交流大会」が開催されました。

参加者全員で「13式太極拳」「坐式13式太極拳」、坂井代表、久世先生、新名さん、梅澤さんで「楊家秘伝太極拳第一段」、坂井代表が「楊家秘伝太極拳第二段 試合版」を表演されました。

圓好會所属、金地晃さんが感想を寄せて下さいました。

 

首都圏太極拳交流大会に、初めて参加させて頂きました。

様々な太極拳を、参加者がバラエティ豊かな曲に合わせて表演し、とても興味深かったです。

又、合同表演は自由参加なので、他の団体の方達と一緒に太極拳を出来る楽しさ、太極拳の素晴らしさを体験でき、とても良い経験になりました。

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【日本圓華會 2019年定例会】

日本圓華會の定例会(会員向けの練習会)は、毎月月末水曜日に、銀座にて開催していましたが、2019年から開催要領が変更となります。

 

<場所> 芝浦サービスセンター 2階

 JR田町駅から送迎バスで5分。田町発のバス時刻は12:05、12:10

<時間> 12:30~14:30

<料金> 

◎団体代表、個人会員 1回につき 1,000円(別途1人540円の施設使用料)

◎上記以外の圓華會会員1回につき 1,500円(別途1人540円の施設使用料)

 

従来は、日本圓華會の教練のみ参加対象でしたが、日本圓華會加盟団体に所属している個人の生徒の皆さん、個人会員の方であれば参加可能にいたしました。事前予約も必要ありませんので、学びたい意欲がある方でしたらぜひご一緒にレッスンいたしましょう。

継続したレッスン内容ですが、1回だけの参加でも勉強になる内容です。2019年は、下記内容で開催いたします。

 

1月~6月 定例会

<内容> 楊家秘伝太極拳第二段 試合版

<講師> 坂井美恵先生

<日程> 1/30、2/20、3/27、4/17、5/29、6/26

(最終水曜日ではない月があります。ご注意ください)

 

7月~12月 定例会

<内容> 太極拳基本功・13式太極拳・楊家秘伝太極拳

<講師> 坂井美恵先生

<日程> 7/31、8/28、9/25、10/30、11/27、12/18

 

内容についてのお問い合わせは、各団体の先生方にお問い合わせください。

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